薄桜鬼 土斎メイン BL小噺 声優関連徒然日記 詳細はご挨拶からどうぞ
05/19
2025
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03/26
2011
色々と辛い事が多い世の中ですが、落ち込んでばかりもいられませんね。
しっかり気分転換してやれる事を頑張ります。
ってな訳でお久しぶりの気晴らし更新。
リハビリ中ですので色々とご容赦ください。
へこんだ時こそ甘い物!
しっかり気分転換してやれる事を頑張ります。
ってな訳でお久しぶりの気晴らし更新。
リハビリ中ですので色々とご容赦ください。
へこんだ時こそ甘い物!
いつもより早く仕事を切り上げた金曜日。
窓から漏れる温かな光に、先程学校で別れたばかりだというのに早く逢いたいと逸る気持ちのままに家までの道を急ぐ。
「ただいま。・・・・・・・・・斎藤?」
おかしい。いつもならすぐに駆け寄る斎藤が来ない。
待ち草臥れて寝ちまったかと出迎えがないことを寂しく思いながらも明かりがついたままのキッチンへと向えば、そこにはエプロンを纏った斎藤が土方の帰宅にも気付かぬかのように料理に集中していた。
斎藤の後姿を見た土方の胸にふっと湧いた悪戯心。
その衝動のままに手際よく包丁を扱う斎藤を背後から抱きしめる。
「ただいま。はじめ。」
「っ!土方さん!?」
恋人にしか聴かせない声での囁きに身を震わせて振り向く斎藤の頬は土方の思惑通り朱に染められてなんとも可愛らしいが、それ以上に土方の目を奪ったのは斎藤の瞳に浮かぶ涙だった。
しかし、「お帰りなさい。今日もお疲れ様でした。」
などと何事もないように微笑を浮かべる斎藤に苛立ちが募る。
「何、泣いてんだ?」
「え?」
後ろから抱いた身体を正面から抱きなおし斎藤の顔を覗き込む。
昔から自分の事は自分1人で解決する事を良しとし、他人に頼る事を嫌う奴だったが恋人の泣き顔を見てみぬ振りなどできない。
何より自分に隠れて1人で耐え忍ぶ斎藤を決して許せなかった。
「素直に白状しろよ。今更俺に隠し事なんてできると思ってんのか?」
詰問するような口調とは裏腹に土方の手は優しく促すように斎藤の髪を梳く。
その感触に気持ちよさげに瞳を細める斎藤の口から漏れたのは、土方の望んだ答えではなかった。
「・・・お前、何笑ってんだよ。」
耐え切れないとでもいうようにくすくすと笑みを零す斎藤に反し、土方の眉間には皺が刻まれる。
「すみません。でも、本当になんでもないんです。」
「あ?」
そんな訳あるか。何もないのに斎藤が泣くなんて・・・
「ただの生理現象ですから。」
そう言って指し示す俎板の上には大量の玉葱。
「今日はカレーにしようと思いまして。」
お好きですよね、土方さん。と、笑顔で尋ねる斎藤に返す言葉もなく脱力した。
土方に抱きしめられたままに体重を預けられた斎藤はあやすようにその頭を撫でる。
「土方さんにこんなに心配して頂けて嬉しかったです。ありがとうございました。
料理もすぐに仕上げますので、それまではゆっくり休んでいてください。」
言葉通りに調理を再開しようと腕の拘束からから抜けようとする斎藤を離すどころか、
土方はその痩躯を抱き上げダイニングテーブルへと押し倒した。
驚く斎藤が抵抗を示す間も無く両腕を一纏めにテーブルへと縫いつける。
「なぁ、斎藤。お前、俺をこんなに心配させておいてただで済むなんて思ってないよな?」
「・・・え?」
「『お仕置き』してやんねぇとな。」
「な・・・っ」
反論の言葉ごと口唇を奪う。
濃厚な接吻けを交わしながらエプロンはそのままに斎藤の着衣を乱す。
「ぁ・・・ダメ、です。ひじかたさん・・・」
快楽に潤んだ瞳で咎められても土方の熱を煽るだけ。
それにも気付かない斎藤は儘為らない呼吸で途切れながらも首筋に顔を埋める土方の名を呼ぶ。
「まだ、支度が途中で・・・」
「お前は・・・まだ、そんな事考える余裕があんのか?」
「あ、の・・・」
「心配しなくても残さず喰ってやるから安心しろよ。」
見惚れるような艶笑を浮かべて、土方はまずはここからと濡れた瞳へと口唇を寄せた。
窓から漏れる温かな光に、先程学校で別れたばかりだというのに早く逢いたいと逸る気持ちのままに家までの道を急ぐ。
「ただいま。・・・・・・・・・斎藤?」
おかしい。いつもならすぐに駆け寄る斎藤が来ない。
待ち草臥れて寝ちまったかと出迎えがないことを寂しく思いながらも明かりがついたままのキッチンへと向えば、そこにはエプロンを纏った斎藤が土方の帰宅にも気付かぬかのように料理に集中していた。
斎藤の後姿を見た土方の胸にふっと湧いた悪戯心。
その衝動のままに手際よく包丁を扱う斎藤を背後から抱きしめる。
「ただいま。はじめ。」
「っ!土方さん!?」
恋人にしか聴かせない声での囁きに身を震わせて振り向く斎藤の頬は土方の思惑通り朱に染められてなんとも可愛らしいが、それ以上に土方の目を奪ったのは斎藤の瞳に浮かぶ涙だった。
しかし、「お帰りなさい。今日もお疲れ様でした。」
などと何事もないように微笑を浮かべる斎藤に苛立ちが募る。
「何、泣いてんだ?」
「え?」
後ろから抱いた身体を正面から抱きなおし斎藤の顔を覗き込む。
昔から自分の事は自分1人で解決する事を良しとし、他人に頼る事を嫌う奴だったが恋人の泣き顔を見てみぬ振りなどできない。
何より自分に隠れて1人で耐え忍ぶ斎藤を決して許せなかった。
「素直に白状しろよ。今更俺に隠し事なんてできると思ってんのか?」
詰問するような口調とは裏腹に土方の手は優しく促すように斎藤の髪を梳く。
その感触に気持ちよさげに瞳を細める斎藤の口から漏れたのは、土方の望んだ答えではなかった。
「・・・お前、何笑ってんだよ。」
耐え切れないとでもいうようにくすくすと笑みを零す斎藤に反し、土方の眉間には皺が刻まれる。
「すみません。でも、本当になんでもないんです。」
「あ?」
そんな訳あるか。何もないのに斎藤が泣くなんて・・・
「ただの生理現象ですから。」
そう言って指し示す俎板の上には大量の玉葱。
「今日はカレーにしようと思いまして。」
お好きですよね、土方さん。と、笑顔で尋ねる斎藤に返す言葉もなく脱力した。
土方に抱きしめられたままに体重を預けられた斎藤はあやすようにその頭を撫でる。
「土方さんにこんなに心配して頂けて嬉しかったです。ありがとうございました。
料理もすぐに仕上げますので、それまではゆっくり休んでいてください。」
言葉通りに調理を再開しようと腕の拘束からから抜けようとする斎藤を離すどころか、
土方はその痩躯を抱き上げダイニングテーブルへと押し倒した。
驚く斎藤が抵抗を示す間も無く両腕を一纏めにテーブルへと縫いつける。
「なぁ、斎藤。お前、俺をこんなに心配させておいてただで済むなんて思ってないよな?」
「・・・え?」
「『お仕置き』してやんねぇとな。」
「な・・・っ」
反論の言葉ごと口唇を奪う。
濃厚な接吻けを交わしながらエプロンはそのままに斎藤の着衣を乱す。
「ぁ・・・ダメ、です。ひじかたさん・・・」
快楽に潤んだ瞳で咎められても土方の熱を煽るだけ。
それにも気付かない斎藤は儘為らない呼吸で途切れながらも首筋に顔を埋める土方の名を呼ぶ。
「まだ、支度が途中で・・・」
「お前は・・・まだ、そんな事考える余裕があんのか?」
「あ、の・・・」
「心配しなくても残さず喰ってやるから安心しろよ。」
見惚れるような艶笑を浮かべて、土方はまずはここからと濡れた瞳へと口唇を寄せた。
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